今回紹介する漫画は【てんある】です!
- 明るいコメディを読みたい人
- 感動したい人

※画像は『Amazon』より引用(©蜂煮/ヒーローズ)
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あらすじ
とある宗教団体を信仰している青年の前に謎の青年が現れて彼の日常は崩壊する。
救いを求めるすべての人に捧ぐ明るくも切ないBL。
見どころ・魅力ポイント
- 綺麗な絵柄
- 不思議な読み味
基本情報
作品名:てんある
作者:蜂煮
ジャンル:ラブコメ・BL
巻数:1巻
出版社:ヒーローズ
感想
最初に読み始めたときの印象は、「怖いし不思議だし、でもなんだか妙に面白いな?」という不思議な感覚だった。
いわゆる一目で面白いとわかるタイプの作品というよりも、じわじわと違和感と興味を積み重ねてくるタイプで、ページをめくる手が止まらなくなる類の引力を持っている。
どこに着地するのか見えない不安と好奇心が同時に存在していて、そのアンバランスさがむしろ心地よかった。
かやのり最初は正直怖かったw
読み進めていくうちに、その印象は一気に「これは面白過ぎる!」へと変わっていく。
最初に感じた“怖さ”や“不思議さ”が単なる雰囲気づくりではなく、物語の芯にしっかりと関わっていることがわかってくるからだ。
構成の巧さというか、読者の感情の導線をしっかり設計しているのが伝わってきて、「なるほど、そう来るか」と何度も思わされた。



最初に感じた違和感をうまく利用された感覚。すごかった。
物語の軸は、怪しい宗教団体に多額の課金をしてしまっている青年と、そこに現れる謎の青年との出会いから始まる。
一見すると社会的な問題を扱ったシリアス寄りの作品にも見えるが、その“謎の青年”がまさかの本物の天使という展開によって、一気に作品の色合いが変わる。
この設定がとにかく秀逸で、現実的な問題とファンタジーの融合が絶妙なバランスで成立している。



本物の天使だろうなという妙な雰囲気のある青年だった
特に印象的だったのは、物語の進行に伴う感情の変化だ。
序盤では不思議さと軽い不気味さ、中盤では純粋な面白さが前面に出てくる。
そしてさらに読み進めると、そこに哀しさや切なさがじわじわと滲み出てくる。
この作品は単に“面白い”だけで終わらず、人間の弱さや救いを求める気持ちといったテーマにしっかりと踏み込んでくるのが強い。



すごいしっかりとしたストーリーだったなぁ
怪しい宗教に依存してしまう青年の姿は、極端な例ではあるものの、どこか他人事とは思えないリアリティを持っている。
誰しも何かにすがりたくなる瞬間はあるし、その対象がたまたま宗教だったというだけの話とも言える。
その脆さや危うさを描きながらも、作品は決して一方的に否定するだけではなく、そこにある感情を丁寧にすくい上げているのが印象的だった。



宗教を一方的な悪としては描いてないんだよな
そして、その中に突如として現れる“本物の天使”という存在。
この設定は一歩間違えれば荒唐無稽になりかねないが、この作品ではむしろ現実の歪みを浮き彫りにする装置として機能している。
偽物の救いと本物の救い、その対比が物語に深みを与えていて、読んでいて何度も考えさせられる場面があった。



素晴らしい対比だと思う
終盤にかけては、感情の振れ幅がさらに大きくなる。
コメディ的な軽やかさの中に、じわりと忍び込んでくる切なさ。
そしてラストではしっかりと感動に着地する。
この流れが本当に見事で、読後にはしばらく余韻が残るタイプの作品だった。



夜中に読んだけど読み終えてしばらく放心状態だった
総じて、「めちゃくちゃ面白かった。いい漫画」というシンプルな言葉に尽きるのだが、その一言では到底語りきれないほど、いろいろな感情を揺さぶられた作品でもある。
新興宗教という扱いが難しい題材を、ここまでエンタメとして昇華し、なおかつコメディとしても成立させているのは素直にすごいと思う。
重くなりがちなテーマを軽やかに、しかし決して軽薄にならないバランス感覚は見事としか言いようがない。



宗教系をコメディに落とし込めるのも日本特有なのかもね
不思議さから始まり、面白さに引き込まれ、切なさに胸を締め付けられ、最後は感動で締めくくられる。
この一連の流れをここまで自然に体験させてくれる漫画はそう多くない。
読んでよかったと心から思える一作だった。



素晴らしい漫画だった
おすすめ人
- 感動したい人
- コメディBLを読みたい人
- しっかりとしたストーリーのある漫画を読みたい人
注意点
- 宗教を扱っている
- エッチシーンは白塗り
総合評価
ストーリー:★★★★★
キャラ:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
総合:★★★★★
まとめ
読み始めは変な感じだったの、読み終えた時には今年トップクラスでおもしろかったな!?となる不思議な漫画でした!
そんな本作で特に刺さったセリフは・・・
「でも俺 アサヒの事好きだもん」「だから戻ったんだよ」
です!
好きだからこそ離れる選択をした天使の一言。
こりゃぁ~いい愛情です。おこちゃまにはわからないかもだけど・・・。
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