今回紹介する漫画は【衛宮さんちの今日のごはん】12巻です!

※画像は『Amazon』より引用(©TAa, 只野まこと, TYPE-MOON/KADOKAWA)
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感想
12巻という長いシリーズにもかかわらず、まったく飽きを感じさせないところに、この作品――Fateシリーズというコンテンツの底力と偉大さを改めて実感した。
普通であれば、この巻数まで続くと展開のパターンが見えてきたり、どこかマンネリを感じたりしてしまいがちだが、本作にはそれが一切ない。
むしろ、日常のささやかな出来事の積み重ねでここまで読ませることができるのかと驚かされるばかりである。
コミ爺さん偉大なるコンテンツじゃ!
中でも印象的だったのは、衛宮士郎が料理に失敗する場面だ。
これまでの彼のイメージからすると、料理は完璧にこなすものという印象が強かっただけに、「失敗することもあるのか」と新鮮な驚きがあった。
しかし、そのまま終わらず、きちんと挽回してみせるところがいかにも士郎らしい。
失敗をそのままにせず、試行錯誤しながら最善を尽くす姿勢は、彼の人柄そのものを表していて、改めて好感が持てるシーンだった。



されど人間、されど士郎!
また、藤村大河(藤ねぇ)とセイバーの二人きりのやり取りも非常に印象深い。
これまであまり見られなかった組み合わせということもあり、新鮮さがあった。
藤ねぇの自由奔放で暴走気味な言動を、セイバーが冷静に、しかししっかりと制止する関係性がとても面白く、思わず笑ってしまう場面も多かった。
性格も立場もまったく異なる二人だからこそ生まれる絶妙な掛け合いであり、こうした日常の中の関係性の掘り下げも本作の魅力の一つだと感じた。



変わらない藤ねぇと少し大人な振る舞いのセイバーが見れた!
さらに、3人のヒロインたちの浴衣姿はまさに眼福の一言に尽きる。
セイバー、遠坂凛、間桐桜それぞれの個性に合った装いが描かれており、普段とは違う雰囲気に思わず見入ってしまった。
こうしたビジュアル面での楽しさも、この作品を読み続けたくなる理由の一つだろう。



眼福眼福
そして何より嬉しかったのは、衛宮切嗣にまつわるエピソードが読めたことだ。
士郎の過去に深く関わる人物でありながら、本編では断片的にしか語られない彼の姿を、こうして別の角度から垣間見ることができるのは非常に貴重で、ファンとしてはたまらない要素だった。
物語に厚みを与えると同時に、士郎という人物をより深く理解する手がかりにもなっているように感じた。



ありがたいありがたい・・・
そしてラストの鍋パーティーのシーン。
みんなで食卓を囲み、他愛もない会話を交わしながら過ごす時間は、ただそれだけのはずなのに、なぜだか胸が締め付けられるような感情が込み上げてきた。
賑やかで温かい光景であるほど、その尊さや儚さを強く意識してしまい、思わず泣きたくなるような、不思議な感覚に包まれる。
この作品が描く「日常」は、単なる穏やかな時間ではなく、キャラクターたちの背景や関係性を知っているからこそ、より深く心に響くのだと実感した。



こっちが本編であってほしっかたのじゃ・・・
全体を通して、派手な展開があるわけではないにもかかわらず、ここまで満足感の高い一冊に仕上がっていることに驚かされる。
むしろ、こうした何気ない日常の積み重ねこそが、この作品の本質であり魅力なのだろう。
12巻まで読んできてなお、「まだまだこの世界を見ていたい」と思わせてくれる点に、この作品の凄みを改めて感じた。
評価
- どんな人におすすめ?
-
fateシリーズが好きな人
- 何が刺さった?
-
ちょっとしか出番なかったけど推しのランサーが鍋パーティに参加してるところ!


- fateファンなら第満足のスピンオフ
- 12巻続いてもマンネリ化していない
- 料理作る人にもおすすめ
- 本編の辛い展開を知っていると胸が苦しくなる
- ページ数が少ない








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