今回紹介する漫画は【ここに居てもいいですか】1巻です!

※画像は『Amazon』より引用(©増留ささみ/海王社)
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感想
正直に言ってしまうと、「しんどい」という一言に尽きる。
まだ1巻を読み終えただけなのに、ここまで心をえぐってくるBL作品に出会うのは久しぶりだった。
読み進めるたびに胸の奥が重くなっていくような感覚があって、ページをめくる手が止まりそうになる瞬間が何度もあった。
コミ爺さんあまりにも辛すぎて読む手が何度も止まりそうになったわい
描かれている内容もとにかく過酷だ。
ネグレクト、薬物依存、そして強姦と、ひとつひとつでも十分に重いテーマがこれでもかと重なってくる。
主人公が背負ってきたもののあまりの重さに、ただただ苦しくなる。
彼がどうしてこんなふうになってしまったのかを理解すればするほど、「つらい」という感情が積み重なっていく。



あまりにも辛い現実じゃ
そんな彼に手を差し伸べるもう一人の主人公の存在も、救いであると同時にまた別の意味でつらい。
優しさだけで近づいているわけではなく、自分自身の過去、そして贖罪の意識から彼に関わっているという背景があるのが苦しい。
ただの「救い」では終わらない関係性だからこそ、見ていて安心できないし、どこか不穏さがつきまとう。
その事実が明るみに出る場面も印象的だった。
作中では比較的さらっと描かれているけれど、受け取る側――つまり彼の立場からすれば、それはどう考えても裏切りに近い行為に映るはずだと思う。
信じかけていたものが崩れる瞬間の痛みを想像してしまって、読んでいるこちらまで胸が締めつけられた。



裏切り行為ではないが、裏切り行為に見えてしまうのう。。。
それでも、人と関わることをずっと避け続けてきた彼が、少しずつ他者と関係を持ち始めているという事実には、微かな希望も感じてしまう。
その変化が彼にとって救いになるのか、それともさらなる傷を生むのか、まだ全く予想がつかない。
だからこそ、この先の展開が怖いのに気になって仕方がない。
読み終えた今も、心の中に重たい余韻が残り続けている。
ただ「つらい」だけでは終わらない何かが、この作品には確実にある。
だからこそ、続きを読まずにはいられないのだと思う。








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