本日ご紹介する漫画は【とりまとります】1巻です!

※画像は『Amazon』より引用(©TNSK/講談社)
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登場人物
- 牧野ジュン
本作の主人公。事情があり父親と共に田舎に引っ越してきた。
- ポチ王
主人公。の飼い犬。すべてのポチの王になるようにと名付けれた
- 一富士
田舎で主人公の最初の友達。主人公と共に怪異譚に巻き込まれる
感想
かわいらしい絵柄とホラーという組み合わせがとても印象的な作品だった。
最初にページを開いたときは、やわらかく親しみやすい絵柄から、どちらかというと日常系のような雰囲気を醸だしていたのだけれど、読み進めていくうちにその予想は良い意味で裏切られることになったね。
可愛らしいキャラクターデザインと不穏で恐ろしい出来事とのギャップが強く、そこがこの作品の大きな魅力の一つになっていると感じた!
見た目はポップで親しみやすいのに、描かれている出来事はじわじわと不気味で、読んでいるうちにじんわりと背筋が寒くなるような感覚があった。
このミスマッチが独特の雰囲気を生み出していて、とても良きです!
物語の中心にあるのは「呪いのビデオ」という存在で、登場人物たちはそのビデオの中へ入り込んでしまうという展開。
いわゆる怪談や都市伝説を思わせる設定ではあるけれど、そこに現代の子どもたちが巻き込まれていくことで、どこかゲームのようなサバイバル感も生まれているが面白かった。
ビデオの中という異様な空間で、どうすれば生き残れるのか、どうすれば現実へ戻れるのかを模索する姿には緊張感があり、読んでいて自然と引き込まれてしまう。
現代っ子らしい感覚や言動が物語にリアリティを与えていて、その軽やかさがあるからこそ、逆にホラーの不気味さが際立っているようにも感じた。
コミ爺さんVHS・・・懐かしのう・・・
呪いのビデオも昔のホラーになってしもうたのかのう
単なる怖いだけのホラー作品ではなく、どこか少し切なさを感じさせる部分があるのも印象的だった。
登場人物たちが置かれている状況や、呪いのビデオそのものにまつわる背景を考えると、ただ恐ろしいだけではない感情が浮かんでくる。
ホラーというジャンルでありながら、どこか物悲しい余韻が残るような場面もあり、読み終えたあとにしばらく考えさせられる部分もあったね。
けど作品全体の雰囲気としては、ところどころにコメディのような軽さも感じられるんだよね。
キャラクター同士のやり取りや、緊張感の中に差し込まれるちょっとしたユーモアが、物語のテンポをよくしている印象かな。
怖さ一辺倒ではなく、少し笑えるような場面があることで、読者も物語に入り込みやすくなっているのかもしれないね。



ホラー、コメディ、切なさの三拍子揃った作品なわけじゃな
ビデオの中で起きている出来事が、果たして完全に閉じられた世界の話なのか、それとも現実へと侵食してくるものなのか。
読み進めながら、そんな不安や疑問がじわじわと広がっていく。この「現実と呪いの
ビデオの境界はどこにあるのか」という感覚こそが、作品のホラーとしての魅力を強くしている部分なのだと思った!
かわいらしい絵柄から始まり、コメディのような軽さもありながら、気づけば現実に迫るような恐怖へとつながっていく。
そのバランスがとても独特で、読み終えたあとにもじんわりと印象が残る作品だった。
見た目の可愛さとホラーの不穏さ、その両方がうまく組み合わさることで生まれた、少し不思議で少し切ない物語だったと思います!








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