今回紹介する漫画は【夜光遊星】です!
- 短編集を読みたい人
- ロマンや切なさを求めてる人

※画像は『Amazon』より引用(©猫オルガン/駒草出版)
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あらすじ
全37本のお話を収録したショート短編集!
見どころ・魅力ポイント
- 全37本という大ボリューム
- 1本1本の満足度の高さ
基本情報
作品名:夜光遊星
作者:猫オルガン
ジャンル:短編集
巻数:1巻
出版社:駒草出版
感想
この作品集は本当に素晴らしかった。
読み終わったあとにまず残ったのは、「好きだなあ」という感情だったと思う。
全体的にどこか切なく、それでいてふっと笑える瞬間もある。
明るさだけでも暗さだけでもなく、その中間を漂うような空気感がずっと心地よかった。
ただ、読み味として最後に強く残るのはやはり切なさで、その余韻がたまらなくよかった。
かやのり1本目の話読んで好きだなぁってなった!一瞬で引き込まれた!
収録されているのは全37本。
短編集ということもあって、1本ごとの長さはかなり短い。
けれど、驚くほど満足感が高かった。
短いページ数の中でちゃんと起承転結があり、感情の動きがあり、小さな余韻まで残して終わっていく。
短編漫画というと、アイデア重視だったり、オチだけで終わるような作品も多いけれど、この作品集はそういうのではなく、一つひとつの話にきちんと感情が宿っていたのが印象的だった。



1本1本の満足度が高い分読むの時間かかったね~
セリフ量は比較的多めだったと思う。
けれど、不思議と読みにくさはまったく感じなかった。
そもそも1本が短いのでテンポよく読めるし、会話の運び方も軽やかで、するすると頭に入ってくる。
むしろこの作品の場合、セリフの多さがキャラクターの温度感や距離感を作っていて、それが作品の魅力につながっていた気がする。
何気ない会話の中に少し寂しさが混ざっていたり、逆に感傷的になりすぎないよう笑いが差し込まれていたり、そのバランス感覚がとても好きだった。



会話劇ともまた違う心地のいいセリフ回しだった
この作品集を読んでいて特によかったのは、宇宙と音楽という題材の組み合わせだった。
個人的に、宇宙というモチーフには「遠くにあるロマン」を感じる。
絶対に手の届かない広さや孤独、未知への憧れみたいなものがある。
一方で音楽には、「身近にあるロマン」を感じている。
誰でも触れられるし、生活の中に自然と存在しているのに、ふとした瞬間に人生を変えるくらい強い感情を呼び起こしてくる。
宇宙と音楽は、一見すると距離のある題材のようでいて、どちらも“人間がどうしようもなく憧れてしまうもの”という点で共通している気がする。



好きな題材!
だからこそ、この二つが同時に扱われることで、作品のロマン性が一気に増幅していたように思う。
宇宙だけでは広がりすぎてしまう感情を、音楽がぐっと身近に引き寄せてくれるし、逆に音楽だけでは閉じた個人の感情になりがちなところを、宇宙というスケール感が外へ連れ出してくれる。
その噛み合わせが本当に絶妙だった。
読んでいる間、「こういう話、好きなんだよな……」という感覚を何度も味わった。



たまんねぇって話よ。最高の組み合わせ
そして、この作品集のよさは、ロマンだけに寄りかかっていないところにもあると思う。
宇宙や音楽という題材は、扱い方によっては雰囲気だけの作品にもなりやすい。
でもこの作品は、ちゃんと人間の感情や生活感が描かれていた。
夢みたいな題材を扱っているのに、キャラクターたちの悩みや寂しさには妙なリアリティがある。
その地に足のついた感情があるからこそ、ロマンチックな場面もしっかり胸に入ってきた。



登場キャラ達全員に愛着が沸く
短編集という形式も、この作品には合っていた気がする。
一つの感情に深く沈み込むというより、小さな感情の揺れを何度も繰り返し味わっていく感覚に近い。
読み進めるたびに、小さな余韻が静かに積み重なっていく。
その感覚がとても心地よかった。
派手な展開があるわけではないのに、読み終わる頃にはしっかり作品世界に浸かっていた。



けど長編も読んでみたい!
純粋に「おもしろかった」と思える作品集だったし、作者への期待もかなり大きくなった。
短編でこれだけ満足度の高い話を描けるなら、長編ではどんな物語を描くのか気になる。
むしろ、この空気感や感情の機微を長い物語でじっくり味わってみたいと思った。



過去作も短編集だったので長編はまだないっぽいのが残念
おすすめな人
- 切なさが残る短編集を読んで見たい人
- 1本1本の満足度が高い短編集を読みたい人
- 宇宙やアンドロイドや音楽にロマンを感じる人
注意点
- 目立った注意点は無いように思う
総合評価
ストーリー:★★★★★
キャラ:★★★★★
読みやすさ:★★★★☆
総合:★★★★★
まとめ
素晴らしすぎる短編集でした。これは大好きなやつ。
そんな本作で特に刺さったセリフは・・・
「百曲を一回聴くのもいいけど 一曲を百回聴くのもいいもんだよ」
です!
これを宇宙規模で話すんだから震えるぜ・・・!




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